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今回は、『新春特別企画BLOG対談』をお届けします。
薬学系学部を卒業予定の方にお役に立てれば幸いです。
それではさっそくどうぞ!
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【対談者】
□富田薬品株式会社人事部 小林 真
□2008年3月 薬学部卒業 薬 剤子(ヤク ザイコ)
※もちろん仮名( ´,_ゝ`)プッ
【対談者の関係】
知られてはいけない秘密の関係♪
↓↓↓【対談開始】↓↓↓
小林 真(以下、小):「お久しぶり、剤子!」
薬 剤子(以下、薬):「ご無沙汰してます、先輩!」
小:「いきなり関係バラしてるじゃねぇ〜か!」
薬:「私、あと2ヶ月で結婚なんですよ♪先輩も知ってるじゃないですか。火の無いところに煙を出されちゃ困りますもん。」
小:「まぁね。結婚おめでとう!俺の予言、怖いぐらいに当たってない?」
薬:「ですですっ!ほんと、びっくりですよ!先輩に『お前は年上が合う。それも10歳ぐらい離れた年上。』って言われたのが・・・・、2年半前です。当時はお付き合いしてた人もいないし、先輩とは初めて会ってから2回目の時にいきなりそんなこと言われましたからね。」
小:「だったね。俺と剤子が会って会話したのってトータルで1時間ぐらいの時期だよね。それで俺が言った通り、9歳年上の人と来月結婚。おめでと♪。」
薬:「ありがとうございます♪ところで今日は?」
小:「おう!今日はね。2011年3月に薬学系の学部を卒業予定の学生さん達向けに、先輩薬剤師としての話を聞かせて欲しいのよ。」
薬:「私が考えてたこととかでいいならお話しますよ♪先輩の頼みでもありますし。」
小:「さすが剤子!今から考え直して俺と結婚する?」
薬:「イヤです!」
小:「はい。ちゃんと仕事します。それじゃ早速本題に移りましょうかね。まずは今の仕事内容を教えて。」
薬:「先輩と同じ福岡の大学を卒業してから、新卒で病院勤務の薬剤師になりました。今は毎日、外来患者の調剤・監査・服薬指導、そして午後はたいてい病棟に上がり入院患者に服薬指導などをしています。」
小:「大学生の時から病院勤務の薬剤師になろうと?」
薬:「先輩、その辺のこと知ってるじゃないですか。私が今の仕事してるのは、先輩の一言が原因なんですからね!」
小:「いや・・・。知ってるけど・・・。ほら。その・・・。これ読んでる人は知らないから(^_^;)」
薬:「ですね。学生の時はやっぱり・・・。ん〜、今もかもしれないけど、薬剤師として働く環境、職場ってどこがいいのかなぁってすごく悩みましたよ。」
小:「そりゃそうだよね。ただ、当時俺は“剤子の悩み方って前向きやなぁ〜”って思ってた。今もそう。だって、剤子の悩む基準って、『どんな環境が薬剤師として成長できるか?』って基準だったもんね。」
薬:「そうですね。それはずっと変わらないですね。だから先輩に会うまでは“MR職”が希望の職種でした。薬剤の勉強もするし、“社会人として”鍛えられる環境でしょ?ほんと、こんなに自分を成長させる環境って“MR職”以外、他に無いって思ってましたもん。」
小:「積極的なドMやな(笑)。俺が剤子に会った時は、もう“MR職”の内定をもらってたもんね。それが卒業間近な12月にいきなり手紙送ってきて・・・。『MR職、辞退しました!』って報告やもん。何があったん?」
薬:「だから先輩の一言だって!『剤子、自分の本心、抑え付けてないか?』って。ドキッとしましたからね、それは。その後、必死で“私はMR職になるんだっ!”って想いを先輩に話したつもりだったけど、今思えばそれも、本心を当てられて動揺しての答えだったんですよね。」
小:「なるほどねぇ〜。マズローの5段階欲求説って知ってるよね。あれ、上位の欲求を心の底から満たそうとする意欲って、下位の欲求が満たされてないと生まれてこないんって思うんだよね。俺が剤子と話した時、上位欲求を満たそうとする意欲は感じたけど、本心からのものじゃなかった気がしたの。もっと根っこの部分で満たしたいことがあったんだよね?」
薬:「そうなんです。先輩からそれを指摘されてからずっと考えて・・・。考え抜いた結果、“地元で働きたい”ってのが、実は一番強かったってことに気づきました。って・・・・、うすうす自分でも気づいてたんですけど、先輩が言う通り、それを無理やり納得させようとしてました。」
小:「“MR職”だと全国転勤だもんね。でもよく思い切ったね。MR職の内定辞退してから、改めて就職活動を再スタートしたんでしょ?卒業まで4ヶ月を切ってる時期だよね。内定辞退した時の気持ちを教えてくれる?」
薬:「MR職の内定を辞退するのは・・。確かに勇気がいりましたね。でも、そのままにしてたら本心からは望んでない環境で、何年とか何十年とか働くことになるわけで・・・。そっちの方が嫌ですよ。辞退の連絡を入れる気まずさは一瞬ですから。それよりも、これから就活再スタートでどこか採用してくれるところあるかな?ってのがやっぱり不安ではありましたね。」
小:「そうだよね。内定式まで出席してたからね〜。でも、『地元で働く』って大きな軸ががっちり固まった瞬間、覚悟が出来た瞬間でもあったんじゃない?」
薬:「それは明らかですね。正直、その軸を自分でもはっきりと意識するまでは、色んな企業さんの情報に振り回されてた部分はあったと思います。」
小:「剤子でも?」
薬:「そりゃそうですよ!私、そんな大層な人間じゃありませんよ。情報に混乱し、友人に流され、自分の気持ちに悩み・・・。先輩に会ってなかったら今頃何してたか・・・。」
小:「まぁね。伊達にキャリアカウンセラーじゃねぇぞ(笑)」
薬:「ですね。感謝してますよ、先輩!だから結婚祝いください♪」
小:「それで、ちょうど新卒の求人をまだ継続してた病院さんから内定をもらえたんだよね。病院勤務の薬剤師職って仕事と、調剤薬局勤務の薬剤師職ってあるやん?その二つって、特にどんな部分が違うの?」
薬:(ちっ!結婚祝いのアピール、スルーしやがった!)
「私は、実際の業務は病院勤務の方しかしてないから、あくまでも私が考える違いってことでいいですか?」
小:「もちろんでございます!実際には、職場によって千差万別だからね。」
薬:「病院に勤務する薬剤師の仕事って外来患者の調剤・監査・服薬指導ってのが一日のうち5割ぐらいの時間を占めてます。くどいですけど、私が今いる病院での話しですよ。今いる病院は珍しくも99%院内処方箋でして・・・だから毎日外来患者の調剤・監査・服薬指導に追われてます・・・そんで時間を見つけて入院患者の注射や定期薬の調剤・監査・服薬指導・・・・・・と本当にバタバタな毎日です。しかしたいていの中・大病院はほとんどが院外処方箋なので外来患者への対応時間は少なくてすみ、その分、病棟業務に力を入れてます。またうちの病院では化学療法・医療安全・院内感染・栄養・輸血など多くの委員会が設けられています。一つ一つの委員会に医師・薬剤師・看護士・・・など色々な職種の人達が議題を持ち合い話し合う、そして業務改善や質の高い医療を目指す。この業務も私には刺激的でとても勉強になっていますよ。これが調剤薬局勤務になると、ほぼ9割以上が調剤・監査業務だと思います。他にも色々しているのかもしれませんが・・・病院勤務なので調剤薬局の仕事はあまり分かりません。偏った情報で申し訳ないです・・・^^;」
小:「へぇ〜!いやいや充分です。ありがとう。んじゃさ。病院勤務にはこんなタイプの人、調剤勤務だったらこんなタイプの人が合うかも!って基準ある?」
薬:「うわっ!それは難しいですね〜。実際に仕事をしだしてから先輩が言ってたことを思いだすんですけど、『何をするかがすごく大事だけど、誰とするかがもっと大事』って話。自分にとって“師匠”って言いたくなるほどの人とだったらどんな仕事でも、どんな環境でも得るものがあるけど、そうじゃなかったら・・・。毎日の出勤が苦痛になりそうです。」
小:「そうやね。同時に、“ミランダ” ※注1を悪魔と思うか鍛えてくれる師匠と思うかっていう“自分の心構え”の影響も大きいだろうね。じゃ〜、質問の仕方を変えるよ。剤子が勤めている病院で新卒の薬剤師を採用することになりました。さて。どんな人に来て欲しい?」
薬:「やっぱり意欲的な人がいいですね。何にでも興味と疑問を持って欲しいです。ただ、これには前提条件があって・・・。」
小:「何?」
薬:「先輩とか上司にあたるような人から指示されたことは、責任を持ってきっちりやってもらう必要があります。」
小:「おおぉぉ〜!まさに“アンディ” ※注2!。それは薬剤師さんの世界だけじゃなく、全部の職場で言えることだわ。」
薬:「今の若い人たちが、それが出来ていないってことじゃないですよ。私らの世代より正確に慎重にやってる方が多いぐらいだと思います。その良さは残したまま、積極的な姿勢も備わっていてくれると、一緒に働く仲間としてはありがたいですね。」
小:「なるほどね。そんな要素を持っている学生さんに、もうひとつ“病院勤務の先輩”として何かを求めるとしたら?」
薬:「調剤薬局さんと病院で大きく違うのは、“そこで働いている人の数”=“職種数の違い”だと思います。病院だと医師、看護師、薬剤師、事務スタッフ、栄養士、調理師、技師・・・。病院って、ある分野の専門家が“数多く”集まってるところですよね。調剤薬局の場合は、そこにいるのはほとんどが薬剤師だと思います。だから調剤薬局という環境は“薬剤師としての立場での話”が早い(笑)。病院だと、それぞれの分野でプロフェッショナルな方々がいらっしゃるわけですから、ひとりよがりだったり、自分の視点での状況判断に固執する方は、場合によっては“意見の衝突”を招くかもしれません。そういう部分で、客観的な視点を持つことが出来る方に来て欲しいです。」
小:「『相手の立場になって考えろ』とかって、日本人はことあるごとに教え込まれてるからね。病院勤務の薬剤師さんでも、“組織で働く”ってのは、集団の中での自分の役割をまっとうすることと、集団の調和を保つ振る舞いをすることの両方が必要ってことかな?」
薬:「それはありますね。どんなに頭脳明晰でも、職場を乱すような方ならば、その方の代わりに観葉植物置くとかしたほうが、その職場にはよっぽどいいです。」
小:「なかなかはっきり言うね。もう少し色々訊いてもいい?」
薬:「えっ!そんな・・・。旦那さんとの馴れ初めなんて恥ずかしくて・・・。」
小:「ノロケ話はいいです(キッパリ)!薬剤師って資格は一生モノの資格だなぁって思ってるんだけど、剤子はこの資格をどう活かしていくつもり?」
薬:「はい。彼とは私が通ってたスポーツジムで・・・」
小:「話したいならこの対談のあとでちゃんと聴くから!薬剤師って資格の活かし方!」
薬:「はぁい。真面目に話しますよ。例えば自分が70歳になった時、薬剤師じゃなくて、学校の先生だったら定年してるはずですし、美容師だったら長時間の立ち仕事には耐えられないだろうし、看護師だったらハードな勤務についていけないだろうし・・・。ってことでやっぱり薬剤師だったら70歳でも仕事は出来るだろうなっては思います。そうなると、70歳でも現役で通用するものを学び続ける!って目標が一つ出来ます。さらにそうなると、学び続けやすい環境ってのが欲しくなります。自分で勉強することも出来ますが、仕事がそのまま学びに繋がる環境ってのが理想ですね。」
小:「あら!その口ぶりからすると、今の職場にずっといるって決めてるわけじゃないみたいね。自分の目標に近づけそうな職場が他に出てきたら、そっちにも移るのもいいかも?」
薬:「それはあります。今の職場に不満はありませんし、貴重な経験をさせていただいてます。働くってことの基礎を教えていただきました。その経験を基礎に、“死ぬまで薬剤師”って目標に近づけそうな環境が他にもあるなら・・・。」
小:「うん。悪くないと思う。人生80年って考えたら、残り60年ぐらいあるんだもんね。」
薬:「そうですね。そう考えるとやっぱりまだまだヒヨっ子ですね。自分の力で大空飛べるようになるまで精進します!」
小:「相変わらず自分追い込むの好きね(笑)」
薬:「積極的なドMですから♪」
小:「意外と根に持つタイプ?」
薬:「記憶力が良いんですっ!」
小:「最後に、今就職活動してる若き薬剤師の卵さん達にメッセージを。」
薬:「私も就職活動の時は色々悩みました。混乱もしました。不安もありました。そんな時に自分を支えてたのは“私は薬剤師になるんだ”という気持ちでした。こうした、たったひとつでもいいからブレない軸があると、そこを基点に自分のこれからの生き方を考えることが出来ます。これは薬学系、医系学生の特権だと思うんです。せっかくなんで、その特権を思う存分活用して、納得いく就職活動をされることを期待しています!応援してます!
それと最後にもう一つ。
先輩が勤めてる富田薬品さんのDI職って、私はなかなかいいなぁと思ってます。実は私自身の次の職場として狙ってたり・・・。
なのでもしかすると、皆さんの中のどなたかと“職場仲間”になるかもしれませんね。その時はよろしくお願いしまっす♪」
小:「剤子、ありがとう!ワイロでも渡したかのように富田薬品の宣伝までしてくれて(笑)。」
剤:「結婚祝い貰えるならもっと宣伝しますよ♪」
小:「楽しみに待ってな!今日はありがとう!」
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※注1 ミランダ=「プラダを着た悪魔」で主人公に無理難題を指示する、まさに悪魔のような鬼上司。ファッション誌業界では伝説とまで言われているカリスマ編集長。
※注2 アンディ=「プラダを着た悪魔」の主人公、アンドレアの通称。ミランダからの度重なる悪魔の要求に心が折れるが、相談した職場の同僚(先輩)から「君は愚痴を並べているだけだ。ミランダは働いている。」と穏やかながらもはっきりと指摘され、自らの役割を全うすることに目覚める。ちなみに主人公を演じているのは、小林お気に入りのアン・ハサウェイ♪かわいい〜(*^_^*)
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本当ならこの”剤子”を交えて、座談会形式の会社説明会を企画してたんですけどね。スケジュールやその他諸々の事情により、今回のような「BLOG対談」という形式でお伝えしました。
少しでもあなたのお役に立ちます様に。
ではまた!






